焼いていないけど、な卵焼き

「卵焼きをレンジで簡単に作れる方法があるらしいよ。」

偶然会った大家さんから教えてもらった。突然の話。
焼いていないじゃんとか思いつつ、レシピを教えてもらった、いつかの話。

頭に残っていたのだろう。不意に作ってみたくなった。

すこしくぼみのある皿にラップを敷き、そこに溶いた卵を流しいれる。
皿の表面は綺麗な真っ黄色だ。
味付けをするのを完全に忘れていた。

ここから醤油をかけても上手く混ざるとは思えない。
仕方なく、塩を一面に振りまいた。

そして、いざレンジへ。

・・・何分かければいいのだろう。
レンジで温めすぎると卵は爆発することを私は知っている。
実家にて、それが原因で1回レンジが壊れた光景を目の当たりにしたからだ。

ここは慎重にいかないといけない。
とりあえず、500Wで20秒かけてみた。

20秒後、開けてみる。何も変わっていない。
そこで次に500Wで30秒。

30秒後、OPEN。何にも変わっていない。
今度は500Wで50秒だ。

50秒後、OPEN。中心部分がマグマのごとく、グツグツと脈を打っていた。
さらに同じ設定で50秒。

50秒後、中心部分は変わらず。しかし、端っこの方が固まってきた。
これはどうやら成功のようだ。

中心部分が固まってないままで、端の方が固まった状態になったら次は、
敷いていたラップの両端をもち、よくある卵焼きの形に丸めていく。

そこからもう一度500Wで50秒。まぁここはもう食べる人のお好みの固さ具合にするための微調整という段階だろう。

50秒後。完成。
味は本来の卵の味。塩はどこにいったのだろう。

正直にいうと、全然楽じゃない。爆発するかもしれないという不安から、何回もチェックしないといけない。
まぁそれでも、フライパンでうまく卵焼きを作れない私にとっては、上手く形づくることができたから、嬉しかった。

また作ってみようと思った。
次回はちゃんと味付けをして。